経営【福岡本社・人財開発グループ】京都産業大学卒 2015年入社
就職活動では、業界にとらわれず幅広いジャンルの企業を視野に入れていました。金融、住宅、設備など、とにかく説明会に足を運んで、その会社の雰囲気にふれてみたかったからです。大学の学内セミナーがきっかけでヒノデのことを知り、「業界でシェアがナンバーワンなら、仕事は安定してそうだな」と、あまり深く考えずにエントリーしました。しかし、いざ面接という時に会場の場所を間違えてしまい、グループ面接だというのに一人遅れて入室。息を切らせながら汗だくで面接を受ける私を、人事の方が微笑みながら見守ってくれたのを今でも鮮明に覚えています。そうした出来事も含めて、決め手はやはり「人」でした。内定をいただいた際に他にも何社か最終面接まで進んでいたのですが、風通しの良さそうな雰囲気に魅かれて「ここしかない!」と決意しました。せっかく就職するなら定年まで働きたいし、互いに相性の良い関係を続けたい。「就職は恋愛と同じ」というのが私の持論です(笑)。会社の印象は、入社前と変わりません。年齢やキャリアに関係なく何でも言い合える「風通しの良さ」が文化として根付いています。
自社の商品を使ってくださるお客さまの顔を知りたかったので、迷わず営業職を希望しました。そんな私に、最初の難関が訪れます。研修後の配属で、千葉営業所への赴任が決まったのです。大学を出るまでずっと京都で暮らしていた自分にとって、関東は未知の世界でした。初めての一人暮らしだったこともあり、始めは辛かったのですが、いつの間にか慣れ、公私ともにペースがつかめてきました。1年目、2年目、3年目とできる仕事が少しずつ増え、自身の成長を実感できました。2018年には、千葉営業所の伸縮装置の営業実績が社内トップに。こうして成果が数字に表れて強い達成感を持てるのが、営業職の良い点だと思います。千葉で過ごした4年間は刺激的で、自分の世界が大きく広がりました。また、仕事の情報量やスピード感など、首都圏ならではの大きな案件にも触れられて勉強になりました。今思えば、当時の上司は私の成長のために敢えてこの環境を与えてくれたのだとわかります。
入社して4年目、千葉営業所に新入社員が配属されました。後輩ができるのは初めてで、最初は指導に戸惑うこともありましたが、後輩に仕事を教えることが自分の学びにつながり、あらためて仕事のおもしろさを知るきっかけに。なかでも後輩が成長していく姿に大きな喜びを感じました。私は本当に「人」が大好きなのでしょうね(笑)。私にとってのヒノデのいちばんの魅力は「人」であり、それが入社した理由でも、この会社で仕事を続けている理由でもあります。そうした思いをふまえて人事総務グループへの異動希望を出し、願い叶って2019年から福岡本社で、新入社員研修のプログラム作成や運営など、人材育成をメインに担当しています。ヒノデには、すぐに答えを出さず、考える機会を与える風土があります。自分の頭でとことん考え抜いて行動できる人材は、どんな業界でも強く求められる。私自身、この先どんなキャリアパスを描いていくかはまだわかりませんが、若くてもいろんな仕事を任せてもらえるヒノデで実力をつければ、会社に依存しない自立した人材になれると、自信を持って断言できます。
現在担当している人材育成業務では、社内の他部署の方々と接する機会があったり、社外の講師とのやりとりを進めたりと、人と関わる仕事が多いので自分に向いている職種です。最終的には東京に移り、もっと現場に近いポジションで人材育成に携わりたいと考えていますが、今はとにかく目の前の仕事に邁進しています。人事総務グループに異動が決まった2年前、千葉営業所から福岡本社に移り、またもや縁もゆかりもない土地での生活が始まりました。今度は1人ではなく、妻と子どもの3人家族です。子どもはまだ小さいので、休日は子どもの世話をしていることがほとんどですね。大変なこともありますが、成長していく姿が微笑ましく、自分の面影が見えると特にかわいく感じます。ヒノデは休日が多いので、趣味や家族との時間などプライベートも大切にしたい人には魅力的だと思いますよ。