次世代型高品位グラウンドマンホール:Σ-RV(歩道用)

RX-63

次世代型高品位グラウンドマンホールΣ-RVは、これまで技術的に困難とされてきたガタツキ防止と開放性能(食い込み力)の両立という二律背反する課題を解決し、さらに耐用年数の2倍以上(当社従来製品比較)という長期にわたる耐久性を実現しました。
維持管理時の開閉作業の効率化、さらに災害時・緊急時の復旧作業のスピードアップなど、長期にわたって安全性・経済性を飛躍的に向上させます。

製品特長

*クリックすると詳細の説明が表示されます。

ガタツキ騒音の発生と過剰食い込みを防止

ふたと枠の接触面の「RV支持構造」により、ふたの食い込み力とふたの揺動(上下の動き)を制御。
さらにふた裏の放射状リブ構造、受枠波形フランジ構造により、RV支持構造にかかる車両通過時の荷重を均一に分散させることで、ふたの長期間にわたってガタツキ騒音の発生と過剰食い込みを防止します。

マンホールふた上通過時の安全性を確保

歩道用高機能デザイン:UD-117 Tread Pattern®

あらゆる人々が利用する歩道に設置されるグラウンドマンホールの表層構造には、スリップやつまずきを防止するだけでなく、ユニバーサルデザインの視点から、車いすの通行時のタイヤのとられ防止や、万が一の転倒時のケガの軽減などに配慮された専用の表層構造が必要となります。
UD-117 Tread Pattern(トレッドパターン)は、歩道用に設置されるグラウンドマンホールに求められるあらゆる安全性能を満たした歩道用高機能デザインです。

道路舗装の破損を防ぎ、施工時の転圧作業の作業性を向上

転圧作業がしやすい:リブレス構造

受枠外周のリブレス構造により、施工時の転圧作業の作業性を向上。これによりふた周辺の転圧不足による舗装の沈下や破損を防止し、車両通過時の走行安全性を高めています。



高強度で隙間のない基礎調整部を成形:ハイジャスター施工

ハイジャスター施工は、AJフレームホルダで鉄蓋と下桝を緊結し、無収縮モルタル「ハイジャスター」を充填することで、高強度で隙間のない基礎調整部を成形す る施工方法です。鉄蓋と下桝がしっかりと固定されているため車両通行による受枠ごとのガタツキや、それによる道路舗装の破損を防止します。


Σ-RVがもたらす4つの価値

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1.安全性と作業性の向上

次世代型基本構造「RV支持構造」によってガタツキ防止と開放性能(食い込み力)の両立という二律背反する課題を解決することで、過剰食い込みによる集中豪雨時のふたの飛散防止、また維持管理時のふたの開放が長期にわたって確実に行えるようになりました。

2.ライフサイクルコストの低減

標準的なマンホールふたの耐用年数の2倍以上の長寿命を実現することによって、ライフサイクルコストが大幅に低減でき、さらにふたの確実な開放性能により維持管理業務効率がアップし、作業時間短縮など間接コストの引き下げも可能になります。

3.環境負荷の軽減

限界状態設計の導入によって「必要な部分は必要なだけ」補完しつつ、無駄な部分をそぎ落とすことが可能になり、製品重量で従来の製品に比べて10%以上の軽量化を実現しました。また、長寿命化の実現によって、将来のマンホールふたの更新時期が長くなり、コスト・エネルギー・環境負荷の最小化に大きく寄与します。

4.更新のやりやすさ

従来のマンホールふたでは推定が不可能だった製品の余寿命が、性能劣化曲線が明らかになったことで推定できるようになりました。これにより、維持管理の方法や効率的・計画的な更新計画の策定と実施が行いやすくなり、マンホールふたの事故の未然防止やライフサイクルコストの最小化を目的としたマンホールふたのストックマネジメントの仕組みづくりに大きく貢献できるようになりました。


製図図面・寸法




取扱説明書

●次世代型高品位グラウンドマンホール:Σ-RV<RX-65/RX-63/RX-33> 取扱説明書 PDF(2.9MB)

●次世代型高品位グラウンドマンホール:Σ-RV ふたの開閉操作 動画(4分43秒)LinkIcon
  ※自動錠のタイプによっては開け方が異なる場合があります。弊社営業担当までお問い合わせ下さい。
  ※この動画には音声による説明が含まれています。再生の際は音量をご調整ください。


ハイジャスター、シールロックは日之出水道機器株式会社の登録商標です。
UD-117 Tread Patternは株式会社グラウンドデザイン研究所の登録商標です。